ワークショップについて
代表・島崎伸洋はこれまで200回以上のワークショップを企画・運営した経験を持つほか、ワークショップ運営者(ファシリテーター)を養成する研修の講師を務めた経験もあります。
ここでは、島崎クリエイトがご提案するワークショップの概要・プロセス例をご紹介します。
ワークショップの概要
そもそも「ワークショップ(workshop)」とは「工房」「作業場」という意味。そこから転じて、複数の人が集まって、対等な立場で、一緒に作業したり体を動かすことを通じて、お互いの意見を理解しあい、協力して新たな発見や共有の方向性を見い出す「体験型/参加型の会議や講座、学習の場」のことを指すようになりました。
当事業所では、組織・プロジェクト・事業に関する課題抽出やその解決策検討、事業企画の際に役立つワークショップのプランニングからファシリテート(運営)、ワークショップ結果の取りまとめ、結果に基づいた改善策のご提案まで一貫して行うことが可能です。もちろん、これらの一部をお受けすることも可能です。
また、当事業所が行うワークショップは副次効果として、組織を構成する方々の意識啓発やコミュニケーション活性化も図れます。
参加人数
ワークショップで一緒に作業を行う1グループの人数は6名が最適です。
最小3名~最大10名でも可能ですが、人数が少ないと意見・アイデアのバリエーションがなく、多いと個々人が十分に意見・アイデアを出せない状況になりがちです。
グループ数に特に制限はありません。1グループだけの場合はファシリテーターがグループに入って進行を行いますが、2グループ以上になる場合はファシリテーターの指示により、各グループで進行していただきます。
(イメージ写真 著作者:tirachardz/出典:Freepik)
所要時間
1回のワークショップの所要時間は約2時間~2時間30分です。
- 主催者挨拶、進め方の説明、前回の振り返り等【約20~30分】
- グループワーク(グループ作業)【約60~90分】
- グループ間での結果の共有(グループ発表等)【約30分】
- 事務連絡、閉会挨拶等【約10分】
1~2グループで行う場合「3」は不要となりますので、約1時間30分~2時間となります。
また、ワークショップ前には会場準備作業に約30~60分、ワークショップ後には片付け作業に約30分必要です。
(イメージ写真 著作者:lifeforstock/出典:Freepik)
会場・会場備品
1グループあたり長机2本とご参加者分の椅子、これらを設置することが可能な会場の広さが必要です。
なお、床に座ってワークショップを行うことも可能ですが、足腰が悪い方には辛いものになってしまいますので、テーブルの使用を推奨します。
会場備品としては、ご参加者が多く会場が広い場合は、マイクやスピーカーが必要です(当事業所にてご用意することも可能です)。
文具等の備品
ご参加者が意見・アイデアを書き込むためのペンや付箋、付箋を貼りつけたり整理するための模造紙等が必要です。
これらは当事業所にてご用意します。
ワークショップのプロセス例
業務における課題を抽出し、その課題の解決策を企画するまでの3回連続のワークショップ例です。
第1回ワークショップ「課題の抽出」
参加者が日頃感じている業務における課題を出し合い整理します。そして、それぞれの課題についてその重要性を評価します。
(イメージ写真 著作者:peoplecreations/出典:Freepik)
第2回ワークショップ「課題の解決策検討」
第1回で特に「重要な課題である」と評価された課題について、それを解決するための方策をブレーンストーミングします。
そして、抽出された課題解決策を整理し評価、第3回で検討を深める課題解決策を決定します。
第3回ワークショップ「課題解決策の実施企画検討」
第2回で検討を深めることとなった課題解決策を企画し(あるべき姿を描き)、具体的に進めていくための粗計画(企画実現のための粗いプロセス)を検討します。
※ワークショップ後(実施計画立案~実施)
ページの冒頭で書きましたが、当事業所では参加者が「対等な立場で」意見・アイデアを述べ合うのがワークショップだと考えています。
課題解決策について詳細に計画を立案し、実施していく際には責任者(リーダー)を定め、リーダーが主導して役割分担をし、スケジュールを定め取り組んでいく必要があります。
この段階においてはワークショップではなく通常の会議の方が適していると考えます。
(イメージ写真 著作者:gpointstudio/出典:Freepik)